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北海道当別町開拓記念樹イチイへの「協働」での保全作業・その2

2019年04月11日

1 保全作業の内容
 平成31年4月11日(木)、北海道当別町(とうべつちょう)当別神社境内に隣接した公園内にある当別町開拓記念樹イチイの保全作業を実施しました。参加者は、当別町住民環境部長大畑裕貴氏、環境生活課長中渡憲彦氏、当社から理事金井茂、樹木医木戸口和裕の4名です。
 今回は、前回の平成30年11月15日(木)実施した保全作業で雪吊りをしていたため、この雪吊りの資材撤去を行いました。 また、前回、寒肥えとして胴吹きを促すために、堆肥、遅効性固形肥料の施肥とフルボ酸の植物活性剤「フジミン」(販売元:サンスイ・ナビコ㈱)の散布をしており、今回、再び「フジミン」の散布を行いました。今後、胴吹きの発生など観察してまいります。
 当別町住民環境部と、次回の保全作業は、降雪から残された枝を守るため、雪吊りを本年11月に「協働」で行うことと打合せをして、作業を終了しました。

イチイと雪吊り(2019.02.1)
雪吊り撤去後のイチイ(2019.04.11)

2 関口修氏に感謝をこめて
 前回の保全作業の「協働」メンバーの一人として参加し、雪吊りをしていただいた関口修氏(69)は、平成31年3月16日(土)、心筋梗塞で入院加療中のところ肺炎により、ご逝去されました。この紙面を通じて、心よりお悔やみ申し上げます。
 関口さんは、農業高校林業科ご卒業後、五十余年、一貫して林業人としての道を歩み、関口緑化(有)代表取締役、北海道知事が認定する指導林家、「ないえグリーン少年団」団長となって活躍され、社業の発展だけでなく、地域林業の振興、子供たちへの木育の推進などにも尽力されました。私どものCSR活動に複数回お声がけすると、無償であるにもかかわらず、「勉強になるので、参加します。」と即答し、一緒に汗を流して作業をしてくださいました。本当にありがとうございました。常に何かを学ぼうとしている姿勢に頭がさがります。
 地域にとっても、私どもにとっても、かけがえのない人を失いました。私どもとしては、関口さんの自己啓発をしながら地域に貢献していくという精神を受け継ぎ、社業やCSR活動に取り組んでまいりたいと思っています。

関口修氏