砂川ロータリークラブ例会での桜に関する卓話
令和元年5月8日(水)、当社の技術顧問の木戸口和裕樹木医が、砂川ロータリークラブ例会(会員約40名出席)で、「北海道の桜、その植栽・保育管理、そして地域振興へ」と題して25分の卓話を行いました。
砂川ロータリークラブでは、「ペンケ歌志内川のさくらづつみ」で、植樹事業を昨年度から行っており、今回、卓話による植樹への助言や桜の造詣を深めるため、同クラブ青少年奉仕委員会からの要請によるものです。卓話はパワーポイント使用のため、パソコン設定に詳しい当社の山下拓人も同行し、卓話のサポートをしました。
卓話の主な内容は、①大山桜(蝦夷山桜)、霞桜など、北海道でよく見られる野生の桜、②オオシマザクラ系の八重の桜などの多様な栽培品種の遺伝子資源の保管庫となっている北海道松前の桜、③浅利政俊氏が「松前町桜保存子供会」を設立し、子供たちと一緒に保育や栽培品種づくりを行っていることから、松前は木育の一丁目一番地であると考えていること、④密に桜の苗木を植えない、「てんぐ巣病」など病害への対応など、植栽・保育技術等、⑤気根によって見られる桜の再生能力、⑥桜の集植地やスイーツへの素材としてのツルコケモモの活用(道立林業試験場提案)など、地域資源を生かした地域振興、です。
この中で、桜は植えた後の保育管理が重要であることを強調してお話しさせていただきました。また、桜の樹勢回復には、フルボ酸の植物活性剤フジミン(販売元:サンスイ・ナビコ㈱)が強力な助人として期待できるのではないかとお話しました。
なお、卓話の冒頭での当社の会社紹介では、グループ会社である国土防災技術㈱が開発した大雨時の避難行動訓練教材EVAG(イーバッグ)についても紹介し、これを活用したCSR活動の展開など防災のソフト対策にも取り組む所存であることをお伝えしました。